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 朝雲寸言

 アメリカの大統領選挙は、4年毎の閏年(うるうどし)に行われる。実は夏季オリンピック大会と全く同じ周期なのだ。再選を目指す現職大統領が動き始めるのは、その前年であることが多い。2020年、日本はオリンピック一色になるだろうが、米国は大統領選挙一色になるだろう。

 G20大阪サミットが海洋プラスチックごみゼロ宣言などを採択して閉幕した。その翌日にトランプ大統領は電撃的に板門店を訪問、南北境界線を越えて金正恩委員長と会談した。日本以上に驚いたのは、大統領訪問を準備していた韓国かもしれない。

 この会談を大統領の実行力の表れと見るか、パフォーマンスと見るかは評価の分かれるところだが、大統領が再選に向けて動き出したことは間違いない。

 1972年、当時のニクソン大統領は歴史上初めて中国を訪問し毛沢東と会談、その年の選挙で再選された。その訪中に一番驚いたのは他でもない我が日本である。1980年、カーター大統領はモスクワ五輪をボイコット、その年の選挙でレーガンに敗れた。そのレーガン大統領は1983年、スターウォーズ計画を発表、翌年の地元開催のロサンゼルスオリンピックで開会宣言を行い、11月圧倒的な得票率で再選された。

 2020年、7月から9月にかけて開催される東京オリンピック・パラリンピック大会まであと1年となった。同様に第46代アメリカ合衆国大統領が選ばれるまで1年余りである。

(2019年7月11日付『朝雲』より)

 

 

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