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 防衛関連ニュース

<ビッグレスキュー その時に備える>
 第12回 山本雅治氏 広島県

2019年2月4日更新

 広島県を襲った「平成30年7月豪雨」への対処で、調整会議を行う国・自治体・自衛隊などの関係者。奥左から3人目が山本雅治広島県危機管理監危機管理課防災担当監(元陸将補)(いずれも広島県庁で)


 陸自13旅団などの連絡幹部と調整する山本防災担当監(右)

「平成30年豪雨災害」を受けた広島県の対応について

1はじめに

 平成30年7月豪雨により、広島県内では109名の方が亡くなられたほか、未だに5名の方が行方不明のままです。広島県にとっては戦後最悪の豪雨災害となりましたが、政府をはじめとした各関係機関、防衛省・自衛隊には全国から大変なご支援を頂き、感謝以外の何ものでもありません。

 その4年前の平成26年8月(当時、私は広島・海田市の第13旅団司令部勤務)の土砂災害では、77名(関連死3名を含む)の方が亡くなられ、私自身も地元部隊として災害派遣に参加しましたが、まさか4年後にこれだけの甚大な被害を伴う災害が起こるとは夢にも思っていませんでした。

 それだけ近年の自然環境が急速に変化していることを肌身に感じています。以下、今回の豪雨災害を受けて、広島県が今後、危機管理の観点から実施予定の施策について紹介します。


2広島県の特性

 4年前当時より、県内には土砂災害危険区域が日本一多い(特に危険な場所は約5万カ所と言われている)県とされており、今回は県内の広範囲にわたり甚大な被害を受けました。

 ご承知の通り、県北は中国山地で冬季は積雪も多く、南部は瀬戸内海に面しており、かなり温暖な気候です。ただし、土質は「花崗岩」と「まさ土」であり、風化した「コアストーン」の隙間に雨が浸み込み、土砂災害が起こりやすい地質であると言えます。

 平野部が極端に少ないがゆえ、人が住むための適地として、河川沿いや山麓の谷沿いに住宅地は集中しており、危険区域に指定されていても、過去災害が起こっていないことや、先祖から受け継いだ地域から離れないという「人間の性(さが)」から住居を移動するという選択肢はありません。

 その結果、ひとたび災害が発生すると、人口密集地域においては甚大な被害をもたらすことになるのです。


3広島県の対応

 県は、4年前の災害を受けて・・・

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