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 防衛関連ニュース

海自遠洋練習航海部隊 所感文
横須賀~パールハーバー

2019年7月3日更新

 ホノルルにあるマキキ日本海軍墓地を訪れ、献花を行う梶元練習艦隊司令官以下の隊員たち(6月4日)


 多くの米軍将兵が眠る太平洋記念墓地への献花準備に当たる乗員(6月4日)


 ハワイ滞在中、実習幹部は同地で潜水艦と衝突して沈没した「えひめ丸」の慰霊碑清掃活動も行った(6月3日)

・・・他

英霊から国防の意志受け継ぐ

 環太平洋一周の長期航海を行っている海自の令和元年度遠洋練習航海部隊(練習艦「かしま」、護衛艦「いなづま」で編成、指揮官・梶元大介練習艦隊司令官以下577人)は6月3日、最初の訪問地・米ハワイのパールハーバーに寄港した。両艦に乗り組んでいる実習幹部(188人)から5月21日の横須賀出港~ハワイ間の航海の模様と、パールハーバー滞在中の所感文が届いた。


横須賀~パールハーバー

部署訓練はチームワークが重要 沖山 静夏 3海尉

 我々は現在、ハワイのパールハーバーに向かっている。横須賀を出国後、荒天のため船体が激しく動揺し、訓練内容が毎日変更となった。私も配置を変えながら繰り返し実施される部署訓練を通じ、徐々に練度を上げ、全体像が少しずつ見えるようになってきた。

 部署訓練で重要なことはチームワークだ。訓練中、別の配置についている同期に何度も助けられた。また、私の号令によって部署が進み、多くの人の命を預かる配置にも就いた。

 帰国後、我々は初任幹部として責任ある立場に立つ。いま部署訓練において毎回その難しさを痛感しているが、部隊配属までに、心身ともにさらに成長していきたい。

英霊思い、恵まれた環境を実感 西岡 涼 3海尉

 日増しに強くなる太陽と3日に1回ほどの頻度で行う時刻帯変更で、パールハーバーに近づいていることを実感する。

 この2週間の航海で印象的だったのは、ミッドウェー島沖で行った洋上慰霊祭だ。国内の近海練習航海では経験しなかった海面状況と、艦の動揺に圧倒された私は、この航海に不安を抱いていたが、洋上慰霊祭を経て考えを改めた。

 約80年前、日本海軍がこの海で戦った。現代の艦よりもはるかに劣悪な艦内環境と乏しい機材で長距離航海を行い、決死の戦いに挑んだ英霊たちを思うと、私がいま置かれている環境はいかに恵まれたものであるかを感じる。国防への意志を受け継ぐ立場として、これしきのことで気落ちしていてはいけない。

意識の差縮め、全体レベルを向上 森永 翔太 3海尉

 ようやく艦内生活にも慣れ、訓練に集中できる環境も整った。

 操艦や部署訓練においては、申し継ぎと立て付け(リハーサル)というサイクルが確立され、実習を効率的に行うことができるようになった。その一方で問題もある。実習幹部内でも「意識の差」があるということだ。

 現状では目に見えない差かもしれないが、・・・

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パールハーバー寄港

戦争の地が未来への関係築く地に 横田 光翼 3海尉

 最初の寄港地パールハーバーに入港した。この地は約80年前に旧日本海軍の「真珠湾攻撃」が実行され、太平洋戦争が開戦した地である。だが、現在では多くの日本人が旅行に訪れる人気の観光地として栄え、日米が同盟国として相互に手を取り合い、未来に向けた関係を築いている場所であると感じた。

米戦艦研修は、自衛官人生の宝に 大野 良真 3海尉

 パールハーバーまでの2週間の航海を経て、先人たちが「真珠湾攻撃」のためにこれほど長い航海をしたのかと思いを馳せた。狭い港湾の入り口を抜けて、南国の熱気を感じながら港内を見渡すと、広大な自然の中に戦艦「ミズーリ」が見えた。

 寄港中、1番印象に残ったのは、この「ミズーリ」研修だ。横須賀で研修した戦艦「三笠」の日本海海戦から時代は流れ、より近代的な装備とともに実際に太平洋戦争で使用されたアメリカ軍艦を研修できたことは、私の自衛官人生における宝になった。

戦時の事実知り、感銘受けた 刈屋 幸長 3海尉

 研修で訪れた太平洋航空博物館の格納庫は、「真珠湾攻撃」の際、日本の航空機から銃撃を受けている。扉のガラスには生々しい銃痕が残されていて、それを見た瞬間、「ここで本当に攻撃が行われたのだ」と実感が沸いた。

 戦艦「ミズーリ」の研修では、戦死した日本人特攻隊員に対し、翌日、艦長の意向で乗員が作ったという手ぬぐいの旭日旗を棺にかけて水葬が行われたという事実を知り、感銘を受けた。軍人としての・・・

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