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 防衛関連ニュース

CTF151元司令官 石巻海将補が帰国
海賊事案発生させず任務完遂

2020年9月15日更新

 日本の自衛隊から4人目となる第151連合任務部隊の司令官を務めた石巻義康海将補=いずれも連合海上部隊(CMF)のフェイスブックから

 在バーレーン日本大使館の伊藤秀樹大使(中央)と共に在バーレーン・アラブ首長国連邦大使(右)を表敬した石巻将補

 石巻将補がCTF151司令官在任中、海自の派遣海賊対処行動水上部隊は護衛艦「はるさめ」(右)から「おおなみ」に任務が引き継がれた

 ソマリア沖・アデン湾を上空から警戒監視し、航行する船舶の情報収集に当たる海自派遣海賊対処行動航空隊のP3C哨戒機(手前)

・・・他

 ソマリア沖・アデン湾を中心に海賊対処任務に当たる多国籍の第151連合任務部隊(CTF151、司令部・バーレーン)。このCTF151の司令官を今年2月から6月まで務めた海自の石巻義康将補(3護衛隊群司令)がこのほど帰国した。派遣期間中は新型コロナの影響で部隊や要員の活動が制限される中、石巻将補はペルシャ湾内の島国バーレーンに置かれた司令部内で9カ国の多国籍要員約30人を取りまとめ、海賊の監視に当たる各国艦艇・航空機と密に連絡を取りながら、連合任務部隊の指揮を執ってきた。石巻将補の帰国を機に、CTF151の活動をまとめた。(星里美)


自衛隊から4人目の司令官

 自衛隊が「海賊対処法」に基づき、ソマリア沖とアデン湾で2009年7月から海賊対処任務を開始して今年で丸11年が経過した。

 自衛隊は、海自の護衛艦による民間船舶の直接護衛とアフリカ東部ジブチ共和国に拠点を置いたP3C哨戒機で上空からの警戒監視活動を行っている。さらに2013年からはCTF151に参加し、護衛艦が特定の海域にとどまり警戒監視を行う「ゾーンディフェンス」も実施している。このCTF151は多国籍の有志からなる「連合海上部隊(CMF)」の隷下部隊の一つだ。

 CTF151の司令部要員は参加各国が派遣し、司令官は持ち回りで配置されている。自衛隊からの司令官は15年に初めて着任した伊藤弘将補(現・海将、舞鶴地方総監)を皮切りに、福田達也将補(17年、現・掃海隊群司令)、梶元大介将補(18年、現・海幕総務部長)が派遣されている。石巻将補は4人目の日本人司令官として今年2月から6月までの約4カ月間、世界に蔓延したコロナ禍の下、・・・

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コロナ禍でも関係機関と連携密に 活動継続することが抑止に

 世界中で猛威を奮う新型コロナウイルスの流行は、海賊対処行動に当たる自衛隊の派遣部隊の活動にも大きな影響を及ぼした。水上部隊の護衛艦は、補給地で乗員の上陸が認められず、航空部隊が展開するジブチの自衛隊活動拠点でも、隊員たちの外出を禁止するなど、行動が大きく制限された。

 さらにCTF151司令部内では、海自の隊員がコロナに感染するなど、直接的な影響も受けた。

 この結果、司令官の重要な仕事である関係国・機関の要人との交流も制限され、海賊対処活動への理解と協力を求める「キー・リーダーシップ・エンゲージメント(KLE)」の取り組みにも影響が出たという。

 石巻将補は「コロナで直接会えないので、関係国・機関の要人には手紙を送り、理解と協力を求めた。現地では行動に制限は受けたものの、所要の目的は達成できたと考える」と述べるとともに、「残念ながら・・・

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