河上康博氏(かわかみ・やすひろ) 笹川平和財団 日米・安全保障研究ユニット総括・交流グループ長兼主任研究員 防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊。掃海部隊指揮官や防衛大学校教授などを歴任した。2020年に海将補で退官し、21年から現職。放送大学大学院修士課程修了。専門は安全保障戦略、海洋安全保障、国防論。岡山県出身、61歳。 衛省が公表した2027年度予算案の概算要求は、「防衛力の変革」を掲げ、人工知能(AI)や無人アセット、スタンド・オフ能力、宇宙・サイバーなど9項目を3本柱に再整理した異例の内容となった。「安保3文書」改定を前提に、5年以内の抑止力強化を目指す。政府の「強く豊かな日本」投資枠との連動も視野に入る今回の概算要求の狙いについて、笹川平和財団の日米・安全保障研究ユニット総括・交流グループ長兼主任研究員の河上康博氏に解説してもらった。